IndieGoGoで出資したGPD-WIN2が5月8日、早くも届きました。

GPD-WIN2は、クラウドファンディングで示された予定通りに、2018年5月に発送され手元に届きました。クラウドファンディングで予定と全くずれることなく発送されるというのはそれだけでかなり凄いことです。GPDすごい。

GPD-WIN2の感想

・ハードは安定。ちゃんとスリープし、カバンの中に入れていても勝手に起動しない。
・スペックアップ。新しめの3Dゲームも低品質にすれば実用範囲に手が届く。
・メインストレージはSSDになり非常にきびきびした動作。
・SDカードがスリープしなくなり、アクセスで固まらない。
・ゲームパッドは操作性が良くなった。十字ボタンの反応がマシになった。ただ、内側に移動したボタンと上面の左右ボタンは配置的にダメになった。
・MINI-HDMIからの映像出力が安定し、エミュを外部モニタにつないで遊べるようになった。

個人的な感想

ヘンテコなハードを愛する立場としては、残念ながらあまりわくわく出来なかった。
Windowsの環境やドライバを修正しなくても、そのまま普通に実用できてしまう。すごく安定した普通のPC。
元々初代機(GPD-WIN1)で、大概のエミュは遊べていたのでスペックアップの恩恵は感じられない。PS2エミュはまだキツイ。

初代機が来た時には、自分のライフスタイルが変わる予感もあって(電車の車内でエミュがゲームパッドで遊べる/最小のWindowsマシンとしていつでも持ち歩ける等)非常に興奮したものですが、今回はそこまでのライフスタイルへの影響はありません。初代機を堪能している人が、無理に買うほどではないでしょう。
勿論、まだ持っていないオールドゲーマーはマストバイだと思います。特に電車の移動時間が長い人とか。

次への要望

・液晶モニタの大型化。8インチほしい。
・液晶モニタが90度回転できるようにしてほしい。縦シューの画面が小さいので。
・上ボタンは無理に片側3ボタンは要らない。その代りABXYボタンを6ボタンに。
・極力薄く。

ハードとしては現状のGPD-WIN2にそんなに文句はない。
むしろソフトウエア側、各種エミュのUIについて改善が必要。8ビット機のエミュは開発が2000年頃から停滞しており、PCの使用環境が激変している現状にそぐわないものが多い。
そのためにも、エミュの利用者及び、ゲームパッド付PCの市場がもっと広がり、新しいユーザーの声が開発者に届くことを期待したい。

とりあえず2か月使った結果

満足度80%。<だいぶ満足している

主に電車移動時にゲームをプレイするために使用。このマシンで仕事は困難なので、今回はゲーム以外(UnityやUE4、VisualStudio)は入れていない。Chromeもメインアカウントとは連携させていない。
GPD-WIN2には最初からトロイが仕込まれている等の情報を散見するが、少なくとも自分のロットには入っていなかった。またWindows Updateも避け続ける手間も面倒なので、もう何も設定変更せず、更新どんとこい状態。(のはずなのに、なぜか2709以降アップデートが発生してない。ネット接続している時間が短いから?)

移動中の利用には、やはりSSD化は効果が大きい。1分あれば蓋を開けて、イヤホン挿して、MAMEが起動して、ROMをロードし、ステートを再開できる。エミュゲーマーが買わない理由は無い。

Steamのインディーゲームもだいぶ相性が良い。2Dドット絵系のインディが普通に、隙間時間で遊べる。ただ、起動時にSteamへ接続を試み、タイムアウトで戻ってくるまでに少し時間がかかるのがネック。

公式がドライバのアップデートをメールで知らせてくるので、その度にダウンロードしているが、いい加減MEGAにアップするのはやめて、公式HPにデータを用意してほしい。フリーアカウントでは容量制限に引っかかる。
今のところ特に手動でドライバ交換はしていないが、普通に不具合が無い。特に書くことが無い。

 


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